パソコンとLAN接続

防爆構造のはかりを、パソコンとLAN接続する方法として、旭化成エンジニアリング製の防爆機器を活用し、有線LANや、無線LAN (Wi-Fi)で接続する防爆システムの例をご紹介します。
このシステムで使用するはかりは、新光電子製のFZシリーズに限定されます。

システム構成例として、4つのタイプをご紹介します。

タイプ1:有線LAN接続により、計量データをパソコンに送り、記録するシステム
危険場所のはかりと非危険場所のPCとを秤量インターフェイスを使用して有線LAN接続し計量データをパソコンに送り記録するシステムです。
はかりとパソコンが有線LANで接続されているので、はかりの重量データは、計量の都度、パソコンに送られ記録されます。
この方式では、危険場所にある機器の接続や有線LAN接続の工事が必要となります。

秤量インターフェイスには、はかりを2台接続可能です。
また、防爆構造のバーコードスキャナーをBluetooth接続することができます。

タイプ2:無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイントを活用するシステム
無線LAN機能を搭載した秤量インターフェイスとアクセスポインとを無線LAN(Wi-Fi)で接続する事により、計量データをパソコンに送り記録するシステムです。

タイプ3:有線LAN接続して、防爆構造のシンクライアントPCを活用するシステム
秤量インターフェイスに防爆構造のシンクライアントPCを接続して計量データを非危険場所の管理用PCに送り記録するシステムです。
また、管理用PCからの情報をシンクライアントPCで表示する事ができ作業者が直接情報を確認する事ができます。

タイプ4:無線LAN(Wi-Fi)のアクセスポイントと防爆構造のシンクライアントPCを活用するシステム
アクセスポイントを2台使用し、それぞれをシンクライアントPCと非危険場所の管理用PCとを有線LAN接続し、アクセスポイント間を無線LAN(Wi-Fi)で接続し、計量データを、管理用PCに送り記録するシステムです。
無線LAN(Wi-Fi)を活用することで危険場所内の有線接続を少なくすることができます。

タイプ2~4も、はかりを2台接続可能です。また、防爆構造のバーコードスキャナーをBluetooth接続することができます。